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SAMURAI7&茶母&ジュリーファンブログ
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09/13
本日のなうり考(笑) 彼と彼女の背景
久々に、ネタを思いつきましたので~。


小ネタを書いたら、コメでネタをいただけたとゆー(笑)


先日、ぷるるさまから「あの二人は、兄弟というのとも、
恋人関係というのもちょとちがう気がする」
という、とてもよいご意見を頂戴いたしました…!

なんか昔書いたことある気もするけど、
アプローチの仕方と例示が違うハズだからいいや(おい)


そーなんです。
おそらく、「茶母」嬖人になってしまった方は
みなさん、なんとなーくでもお気づきだと思うのですが、
このドラマが、こんなにもドロドロ血塗れのメロドラマ、
恋愛ものと世に喧伝されているにもかかわらず(しかも事実)、

この「韓国ドラマ、史劇メロ」っちゅー一括りな煽りって、
なーんかしっくりこない…と、お考えではありません?

ジェギュ監督をして、

「(一言でなんか言えないんだけど)
あえて言うなら、武侠メロ」というのは
確かに至言だと思います。。。。

そう、武侠がまずあって、それにメロドラマ
愛憎劇、人間模様の有象無象がくっついてる。

ということで、たしか前回は「武侠」にテーマをしぼって、
なうりとオガァの特殊性をぐだぐだ語った気がしますぅ~
(過去記事探す気一切ナシ。ブログってめんどくさい~)

で、じゃあ、今回どういうアプローチでいくか、と申しますと。

女優さんの素材(つまり天の配剤)メインにして語りたいなと。


オガァ役は、言うまでもなく、ハ・ジウォンちゃんが演じました。
自慢じゃありませんが、「茶母(つーか「チェオクの剣」)」が
韓国史劇2本目、韓ドラ2本目の超初心者だったワタクシ、
ぜんぜんこれっぽっちも見知らぬ女優さんです。

誤解を恐れずあえて申し上げますと、最初の印象なんか

「なーんや、びんぼ臭い感じの女優サン…」

この一言に尽きてしまいます(すいません、ごめんなさい、ファンの方々)


いわゆるビョンフン監督が得意とする、なんちゃって時代劇
(=日本のTV娯楽時代劇ですな。でっけえ鬘、きれいなべべ、
汚しもある意味わざとらし。時代考証が甘かったり)
とは違い、徹底したリアリズムを追求したドラマ(だってフィルム撮りやし)、
よーするに、とっても映画的なつくりをされている「茶母」だけに、

「わーこの人綺麗~!」

であることを要求される役柄(チニはまさにそう)以外、
女優としての光り方は絶対にしない。

チェオクは、官脾ですから、まずそう見えないとイカンのです。
悲惨さが伝わらないからね…。

でまあ、対比されるユンなうりやナニは小綺麗です。
しかし、そこはそれ、主役だからと持ち上げず、
彼らは彼らの置かれた環境に相応しいナリと扱いです。
ここは儒教の国ですからね。

よーするになうりは中間管理職の悲哀を
一手に(まだ若いのに)引き受けて
苦闘する役回りでございます。

名門家の庶子というレッテルを持ち、
コンプレックスとトラウマに縛られ、
剣の達人という実力がありながら、
組織の中で、もみくちゃにされる人(爆)

オガァは、そんな彼の文字通り「足元」に、
うずくまる忠実な子犬のよーにして
成長しました。

確かに、元英才人徳の烈士であった父を持ち、
名家の令嬢だったと人は言うけれど、
幼すぎて、親の顔も、蝶よ花よの暮らしも
はるか彼方ぼんやりと陽炎のように霞むだけ。。。
そんな彼女に「両班の気位」などあるはずもなく、
「謀反人の係累」と烙印されて
最下層の暮らしがすべて。

確か以前、moeさまが語ってらしたと思うのですが、
「オガァの前身(元ご令嬢)」っていう経歴は、
たぶん、彼女自身でなく、ユンなうりにとって
すごく重要なことだったんでしょう。

本人、もはや意識にもないんでしょうが
(兄や母には会いたいけど、身分回復とか
ぜんぜん思ってもないしね…)
なうりにとっては、小さなチェヒが
「元両班」だってとこがもう溺愛のポイント。

自分も彼女も同じように「両班であって両班でない」
つまり、チェヒをかばうユンの気持ちってのは、
小さきものへの慈しみ以上に、
「自分が欲しくて、でも手に入らなかった他者からのいたわり」
を、再現してて。そのことで、劣等感や卑下、怨恨といった
ドロドロした自分の傷を自ら癒し、救っているわけです。。。

チェヒを救う=自分の救済になってる。。。

しかもこの上、彼らは相弟子となって、
武術の達人クラスに成長していくわけですから、

よーするに、ユンにとってオガァは、まさに
「戦友」とか「分身」とか、「肝胆相照らす」とか、
光と影みたいな仲ですよね。

あー、アンドレとオスカルさまの逆バージョン。

マンガ以上に、実写はすげえ説得力で…(感心)。
それを実現するのがどんなに大変かは
死屍累々たる凡作の数を見れば
納得いただけるでしょう(笑)


昔から、かわいくてしょーがなかった妹分が、
そのまま頼りになる相棒(腹心)になって、
気がついたら、ずぶずぶに惚れてた…☆(※注 ユン視点)


つーか、シチュエーションそのもののが
そういう加圧醸成促成栽培とか、
実験室だったんじゃねーのっ?!と勘ぐるくらい
きっちり詰めてありましたとも。。。。

きっとジェギュPDって恋愛にもソツがないっつーか、
外堀から細部まできゅきゅ~っつと
埋めきるタイプなんだろうなぁ~(苦笑)


そういう過去を体現するには、

オガァという役者さんは、まず
いたいけでなければならない。
小さく、弱く、他者の庇護欲をくすぐる存在に
見えなくてはならない。

(あったりまえですが、華やかな女優の素顔が
見えたら、台無し。。。)

それでいて同時に、剣をとって気を扱い、
自らの手を汚すことに怯まぬ覚悟を持ち、
殺伐とした男社会で働く女、それも出来る女の
オーラが出ていなくてはなりません!

難し~(><)!

よーするにゴージャスで
自信満々で豪傑な女性では
悲惨さが伝わらない。

あるいは天真爛漫で
聖母のように他者に救いを与える
女性では哀切さが伝わりきらない。
(ドラマ進行より先に、視聴者が救われてしまいます)


強くて、脆い。
外柔内剛にして、物語進行とともに
気品や美しさ、人としての誇り高さ
(両班の、ではないところがミソ)
を表しつつ、恋愛には不器用で
とても臆病な(超箱入りですからっ☆)
浮き世離れした雰囲気がなくてはなりません。


で、しかもこういってはなんですが、

一番肝心なのは、上に挙げたような特性が、
すべてどれもなにひとつ突出してはならぬ、
というところに尽きるかと思います。

そしてそれが実は大変に…っていうか、
ありえんくらいにムズカシイことですよね~~~^^;。


いろいろ、機会があって、世においしいと言われる
すばらしき料理人さんの作品を味わわせてもらったり
したこともあるんですが……

異次元的に、ものすごくずば抜けてるなぁと感じる方の
味付けって、「おいしい~~~~~~!」としか
表現できないです。。。。

「これはなんとかの○○と△が調和して
塩加減が絶妙で」

とか、もうわかんないの。

そもそも何が入ってるとか理解不能。

後味や香りでいくつか感じたりはしますが、
クチに入れたら、そこですべての配合がパーフェクト
っつーか、バランスが完璧で、なにかがとんがって
飛び出ちゃったりしないんですよね~~~~~。


それと同じで。

ハ・ジウォンちゃんという女優サンは
「こういう場面でこういう演技」とか考えてする人じゃなく、
頭か身体か本能か、丸ごと、演じるべき役を自分の肉体で
創造しちゃってる。

すべてが「チャン・チェオク」という人物像に最適で
完璧な性格バランスにできあがってる。

その結果。

(これはおそらく誰も問題にしてないし、
ワタシ以外の人にはぜんぜんツボじゃないんでしょうけど、
PD的には「意図的に」挑発的にやったんじゃないかと
推測してる。。。。)


言葉にすると、ホント狭小になって伝わりにくいと思いますが
(オノレの表現力の限界を感じるわ~;)

兄妹みたいなもので、
父母代わりだし、
お互いに初恋の人で、

すべてを内包しつつ、一切が「代わり」「願望」であって
「そのもの」でないという、この不安定さ!!!!(爆)

できることならずっと、
恋人に、なりたかった。(<ここに二人の渇望がね…)


こうして肉親以上、恋人未満という、
境界線上をゆらゆらと、非常にアンバランスに
いったりきたりできる存在を、映像の前に
きっちりと提示できたんだろうなぁ…と思います。

二人にとってはっきり人前で言える関係って

心から尊敬できる上司と全幅の信頼をおける部下。

だけなんです。確かな絆はこれだけ。だから、
オガァはそうである立場に全身全霊をつぎ込んで
しまう。。。

ウォネのことを含めて、ユンなうりとオガァが、ただの
男と女っぽくないのは、彼らが小さい頃からの
「戦友」だからです。

差別と戦い、剣と戦い、理性と戦った(違)

辛い浮き世で現実に直面しながら、
理想を目指して、同じ職場で職務と戦う、
同僚であり、同胞である。そういうところにまで
彼らの「戦友」という絆はきっちり結びついている。

ウォネは、いうまでもなく当然、上司と部下で、命預け合ってる相手。

ふつ~こうした男同士の絆で、女が(一般には)入れない世界に、
なんの違和感もなく、オガァとして、彼女はそこにいるから。

つーか、そこにしか居させてもらえないから(TT)

きっとユンの脳内席次は、ウォネよりオガァのが上席
だったりするだろうから…(ウォネ不憫)

だから、どんなドラマよりもスゴイとワタシは騒いでいますし、
ジウォンちゃんは、もっと騒がれていいと思うわけです!!!




これってホンマに凄いことですわぁ~~~;。


超ムズカシイ、チェオク(チェヒという鏡像もある。二重人格みたいなもの)
という役柄を、彼女の持ち味のどれが出張るということなく、
完璧にステアして、なおかつ「戦友」として剣をとって戦う女の
説得力を体現して、達人ぽく見えたアクション、冴え冴えとした暗い殺気、
しかも恋愛モードに入っても、「女の図太さ」が
ちらとも顔を出さなかったそのさじ加減(編集の腕かもしれないけど)


この物語はある種理想論なので、主役たちは理想化されて「生臭くない」
キャラクターでなければ格好つかないんですのよ~~~(ほほほ)


リアリティがあるのに、「生臭くない」っつ~とこも脱帽だすなぁ。
ある程度は脚本でいけるとして、なうりとオガァは
二人きりの場面はどーしようもないですから。。。
ここで「地」が思い切りバレるんでしょうねえ。
ミスキャストしちゃうと…。
合う役、合わない役ってのは、そういうことですね。




誰が見ても、お涙頂戴、お決まりの悲恋
ラブストーリーのカタチを借りて、
「ただの男と女のハッピーエンド」を凌駕超越してみせた
とすら思えてきます。


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この記事へのコメント

もはや
口を挟む部分はこれっぽっちもございません。すばらしい。
ハ・ジウォンは『チェオク』という器にじわじわと浸透してその形になってしまう役者なんですよね。あたかもT-1000やロデムのように、自由自在に形を変えてしまう。
他の演技派女優は、どうしても自分の型というものに役のほうを合わせてしまう(またそれが魅力的になみえてしまう)んですよね。
小茂根 [URL] 2009/09/13(日) 21:38 [EDIT]

恐縮でっす♪(笑)
>小茂根さん

そーおなんですよ!
多かれ少なかれ、どんなに達者な俳優さんでも、
「役になりきれ」と言われても、完璧に己を滅することのできる人なんてそんなにいるわけないんですよねー。視聴者は役者さんの外見という、「変えようのないイメージ」を通してしか、作品を見られないわけですから…。

だから作品に「合う」「合わない」がある。。。

それを見分けるのも大切な才覚でございます。
(ジェヒョン氏みたいに…)

しかし、ジウォンちゃんは、なうりの中の人以上に、
オリハルコンか形状記憶粒状合金みたいな人ですよね~~~(ぱちぱち)

監督や脚本家の要求が高ければ高いほど、完成度をあげられるとゆーのも、感応力っつーか、天然らしくて、希有でございます。。。

性格的には、マヤというより亜弓さんタイプのよーですが、コレも「運び屋」の疑似人格かしら~(こらこら)グランドマスター…はどこへたどり着き、本来の役割を果たされるのか、大変興味がございます。

ぜひ、彼女の性能限界に挑むレベルの、緻密な妄想力と構成力のある監督さんとお仕事してもらいたいですねーvv
春日 [URL] 2009/09/17(木) 11:40 [EDIT]

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