FC2ブログ
SAMURAI7&茶母&ジュリーファンブログ
07 * 2018/08 * 09
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
--/--
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
10/21
本日のなうり考(笑) 血と縁
「茶母」におけるテーマが、三人主人公による、血みどろの
メロドラマであることは異論ないと思いますが…。

実は、本当の主題は『家族』なんじゃないかなぁ…と思う
本日の考察。
以前のなうり考で、なうりの背景については詳しく書いたのですが、
ソンベクとチェヒについての記述はしませんでした。
ので、さらっと三人分まとめて書きますと。

チェヒことチェオクは幼くして家族を喪い、なうりと出会います。
ソンベクも、家族を喪い、妹を見捨てた人生です(結果的にね)。

「孤児」ではないけれど、肉親との縁が薄い三人。

ウォネも父や祖父が殉職して、母親と苦労した家庭背景があり。

セウク長官の家庭さえ、主婦は早くに亡くなって、嫡男のチオが
父との折り合い悪く、家を出た異常事態。ナニは父と兄の間で
心を痛めつつ、彼女の敬愛する父セウクに似たなうりに
想いを寄せていきますし。

(チオの妻と娘もまた…。業を背負って生きていくことに…)

ピョンテク一家にも、確か母上は既に亡く。
アン録事が一人息子を男手ひとつ?で育てています。


そしてチュクチ夫婦の置かれた状況と、その後の運命が
家族の絆以外のなにものでもないですよね…。


「こんな人生しか用意してやれないんなら、子どもは諦めようって」


格差社会といわれる現代日本で、そういう選択が決して
特別なものじゃないことは、残念ながら周知の事実ですし。
(いまや子どもは、超高級耐久消費財も同然!)


生きてある限り、どんな家庭にもなんらかの事情や不和があって
当然かもしれませんが。


そうやって苦闘していく人々の人生が絡み合う、
群像劇の部分が、なによりもリアリティを醸しておりました。


オガァの性格は持って生まれたチャン家の血筋もありましょうが、
彼女を負ぶってくれたトリョンニムへの恩愛と忠誠に生きた
部分だって忘れられません。

「侠気(おとこぎ)を持ち合わせた女」

士は己を知るもののために死すと言います。
彼女は、自分を誰よりも理解してくれる(わかりあえる)
一心同体のなうりのために死のうと、七つの時に
決めてたんですよ、きっと。
兄に似た人。誰よりも優しかった人。

家族に似た…そして肉親以上の絆を得て。

オガァは強くもなり、同時に恐れ、弱くもなりました。
得たモノを失うのはなによりも怖ろしいことです。


なうりは、小さな女の子にあたう限りの愛情を注いで。
自分と彼女を満たしながら。妹のように愛しいという感情を
いつか持て余して、ふと気づくのではないでしょうか。

血のつながりのない自分たちは、本当の肉親のように
ずっと一緒にいることを保障されてはいないことを。

山の生活では、身分差を感じることの方が稀だったでしょうし、
歳月の経過とともに、なうりの頭の中には二人が合法的に
そばにいられる具体策が浮かんでくるようになったのでは…?


なうりは、オガァと、本当の家族になりたかった。


妹でも、妻という社会的な立場ではなく、血によらない家族の絆の
もうひとつ、愛情で結ばれた家族に。


血縁ではないからこそ、
誰よりも濃い縁を結べる関係。


なうりの欲した家族。


ほぼ全ての登場人物が、なんらかの事情で、
家庭的な不幸を抱えている。


それは社会的な不平等に起因するモノもあり。
個人の感情が原因のものもある。


ソンベクは「家族になれたらいいな…」とオガァを誘う。

スミョンは「あなたさまの家族になさりたいのでしょう」と
鋭い斬り込みを見せる。



失った家族を求める物語。
それゆえに、血と縁とが繰り返し強調されていく。



家族とはなにか。



そう、私たちに、問いかけられていたのかもしれません。

スポンサーサイト
この記事へのコメント

春日様こんにちは。拍手コメにもお返事いただきありがとうございます。公開するしないとあるので小心者は迷わずしないにしてしまいます。(笑)丁寧にかいてくださるのでうれしいです。
 本日の記事は目からうろこが落ちるようにもやもやしていた部分が解けるようです。
いつからか伴侶にしたいと思った転機はきっと雪山でハンカチを投げ返したチェヒの笑顔を見たころかと花吹雪は思います。家族自分の。きっとほかの人には渡したくはなかったでしょうから。言葉でどう告げて、どうしたらつかの間の安らぎを得られるかなどユンにはお手本を示してくれる家族はいなっかったことをおもうと不器用な感情表現に納得してしまいます。奥深いですね。これからもナウリ考たのしみにしております。
花吹雪 [URL] 2007/10/22(月) 15:20 [EDIT]

>花吹雪さま

こんにちはー!
そうなんですぅ~。
なうりの山の頃の心境と、左捕庁へ来てからの心境の変化って、実はすごく気になりますよね…!
なにがどうして、あのようになったのか。
その辺、ドラマはスパーンと切ってありますから。

こういう妄想の余地がいっぱいあるから、「茶母」は嬖人をやめられないンですよね…きっと☆(笑)
春日 [URL] 2007/10/26(金) 10:19 [EDIT]

管理者にだけ表示を許可する
 

この記事のトラックバック
TB*URL

Copyright © 2005 Water Flower.
all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。